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アジア・日本の古典芸能から学ぶ

日本にコンテンポラリーダンスが欧米から輸入されて約20年が経過し、これまで多くは西洋に研鑽し影響を受けてきましたが、近年では東洋―アジア・日本の身体性に振付家が着目するようになってきました。欧米で高い評価を得ている日本のオリジナルButoh|舞踏もその多くを古典芸能の様式から学びとってきました。

今回は、アジアや日本の古典芸能の身体性・美学から、コンテンポラリーダンスとの接点、注視すべき視点にアプローチします。古典芸能、民族芸能から現代舞台芸術・舞踊までを専門にする小林昌廣氏(身体論研究者・情報科学芸術大学院大学教授 [IAMAS])、武藤大祐氏(ダンス批評家・群馬県立女子大学文学部美学美術史学科准教授)に協力をお願いし、特に“コンテンポラリーダンスの振付家・ダンサーが、どのように優れた古典芸能をみればよいのか、何に着目するとコンテンポラリーダンスのフィールドで、活かせるのか”にフォーカススし、オンライン講義から学んでいきます。

批評家や舞踊研究家によるオンライン舞踊講座

古典芸能入門

―古典芸能の身体を知る―

​第一回 上方舞の身体の特性

​第二回 京鹿子娘道成寺

​第三回 古典芸能の視点から舞踏との関係性を探る

小林氏講座内容に関するお問い合わせメール:masahiro@iamas.ac.jp

―いわゆる「伝統的」な舞踊にアプローチする振付の方法論―

​第一回 歴史編

​第二回 理論編

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小林 昌廣 KOBAYASHI Masahiro

身体論研究者。情報科学芸術大学院大学教授。

医療人類学、表象文化論を専門として、歌舞伎、能楽、落語、日本舞踊の批評の歴史と技法について研究をしている。各地で古典芸能に関する講座を開催している。主な著作に『病い論の現在形』(青弓社、1993)『「医の知」の対話』(人文書院、1995)『臨床する芸術学』(昭和堂、1999)『古典芸能ことはじめ』(京都芸術センター、2018) 最近の論考に「立ち続けることの快楽——芸能史から見た維新派」(『漂流の演劇——維新派のパースペクティブ』大阪大学出版会、2020)

Photo by Satoshi Nishizawa

武藤 大祐 MUTO Daisuke

ダンス批評家、群馬県立女子大学文学部美学美術史学科准教授、振付家。近現代アジア舞踊史、および振付の理論を研究している。共著書に『バレエとダンスの歴史――欧米劇場舞踊史』(平凡社、2012年)、『Choreography and Corporeality: Relay in Motion』(Palgrave Macmillan、2016年)など、主な論文に「デニショーン舞踊団のアジア巡演におけるヴァナキュラーな舞踊文化との接触──インドの「ノーチ」と日本の「芸者」をめぐって」(『舞踊學』第43号、2020年)、「限界集落の芸能と現代アーティストの参加──滋賀県・朽木古屋六斎念仏踊りの継承プロジェクト」(『群馬県立女子大学紀要』第40号、2019年)、振付作品『来る、きっと来る』(2013年)など。2016年より「三陸国際芸術祭」海外芸能プログラムディレクター、2018年より「放課後ダイバーシティ・ダンス」(Tokyo Tokyo Festival Special 13)ディレクター。